2018→2024.11.18

 六年前の今日はじめて創作BL小説SSを書きました。

 きっかけは、ツイッターで当時毎週行われていたワンライに参加するためです。一番最初に書いたのは洋館で女装子とおじさまがダンスするというわけのわからないSSにもならない雑文でどうしようもない感じでもう頭かかえちゃうので思い出したくないのですが(それほどひどかったのだ)。

 いまでは多少はマシになったでしょうか。ちゃんと多少は読める小説らしい感じに近づいているでしょうか。まだ書き続けている自分に少しだけ驚いています。

 今年の初めに令和六年を持って創作活動を休止しますと宣言していました。最後の一年だからと、思い切って夢だったJ庭に突撃サークル参加を強行してみたり、夏には気合で新崎千尋の創作本を一冊だしてみたりと、わらわらしながらも、「書くこと」に自分なりにかじりついてみた一年でした。

 書き殴ったものはたくさんあるし、はたから見たら、ほとんどすべてが駄作なんだろうなってことはわかっているんです。でも、自分でうみだしたものは自分にとっては自分の大好きを必死であらわそうとしてもがいてできたものなので、きらきら光る宝石のように見えてしまったり。まあ自分の眼がおかしいだけの話ですが。

 まだまだ、できればもう少しだけ、かじりついていたい。

 これからどんどん余裕もなくなってくるし、創作どころじゃなくなってきてしまうんだろうなって、自分の人生をみていて思うのですが、それでも細々と、ぬるま湯で、途切れそうな感じになっても、細い糸を絶対にぶったぎらず、ほんの少しだけ、日陰でずっと、書いていたい……ような気もするし。

 でも、そういってしまうと、ほんとうにだらしなくだらだらと続けてしまう。それはよくない。やめ時ってもんがあるでしょう。始まる間には、終わりを決めなくちゃ、だらしないじゃん。

 だから、今年いっぱいで終わりです。いったん終わりです。

 来年は、荒屋敷の野郎がピンピンしながら何か書いている一年になると思います(笑)。つまりそういうことです。

 今年末やめて、来年からまた始めたとき、終わりをどこに設定するのか。まだ年末までもう少し時間がありますので、その時までに見つけていたい。まあ、せっかく六年も続いているのだから、十年くらい目指してみたいなと。2028年11月、ほんの少しでも晴れやかな自分にであってみたいものです。

 そのためには、新崎千尋とも、門倉と松宮とも、決着をつけないとね。短編ばかりだらだらと書いているので、たまには長編でも書いてみたい。もうすこしだらだらと彼らの日常を書いていたい。でも、もうこれ以上は書かなくてもいいやってくらい清々しい日を迎えるためにも、自分が完全燃焼できる萌えを書いてみたい。

 どこまで行けるかわかりませんが、せめて、新崎千尋が決着をつけるその日まで、どうか、どうか、私は書いていたいのです。

 ということで(?)、もし間にあえば、来月の青空文学市場さんにて新崎千尋の掌編集を、間にあわなければ、来年のみん好きちゃん、関係性自論さんにて、繰り出したいのですが……どうなることやら、です。


 創作を通して、お声かけくださったかた、書いている私を知ってくれたかた、たまにふらっとXやら何やらで変なリプ飛ばしても怒らずにお話してくれたかた、会場で小説を読んでくれたかた、ありがとうございました。ありがとうございます。

 ひとりぼっちで始めたことなのに、ご縁をくださったかたがいてくれたおかげで、ほんの少しだけ、ちょっと、ほかほかしています。

 でも、北風はこれからどんどん寒くなっていくと思う。前を向いて、誰からからいただいたあたたかさをほかの誰かにわけられるように、のんびりと、書いていきましょう。まあ、書けない日は書かずに寝ちゃえばいいんですよ!


阿沙拓夜

木偶舞屋

阿沙/荒屋敷による創作雑記帳。 ※同人創作活動にご理解ある方のみ閲覧してください。